インプラント治療について、こちらの動画をご覧下さい
インプラント治療で人生100年時代に備える
こんなお悩みはございませんか?
- 歯を失ってしまった。
- 入れ歯がしっかり噛めない。
- インプラント治療が不安。
- インプラントはどれくらい持つのか。
インプラント治療とは、顎の骨に歯の根に相当するインプラント(人工歯根、主な材質はチタン合金)を埋める治療方法です。その人工歯根に被せ物をつけて失ってしまった歯を再生し、自然の歯と同じくらい物を噛むことができ。違和感もなく、発音にも苦労することがありません。
治療費が高額だったり、手術が必要だったり(局所麻酔で可能)と、不安な方も多いと思いますが、それを上回るほどのメリットがある治療だと考えています。
手術用マウスピースで安全にインプラントを埋入
当院のインプラント治療でもっとも重視しているのは安全性です。
インプラントを入れる位置により、人工歯の被せ方やその後の持ち具合にまで影響してきます。
顎の骨が薄かったり、埋入位置に神経が近かったりすると、手術中に危険が伴う場合があります。
こうした難症例には手術用マウスピースを用いて、安全にインプラントの計画、埋入を行います。
歯を失ったときの治療法
神経を抜いた歯が折れたりすると、抜歯をしなくてはならない場合があります。
歯を抜いたら大きく4つの治療方法が考えられます。
- 1、となりの歯を削ってつなげるブリッジ
- 2、取り外して使う義歯
- 3、適応可能なら、親知らずなどを移植する
- 4、インプラント治療
【ブリッジ】
失った歯の部分の左右の歯を削り、義歯(人工の歯)の橋をかける治療法
メリット
デメリット
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【入れ歯】
歯を失った部分の型取りをし、人工の歯を取り付け、自分の歯で固定する簡単な治療法
メリット
デメリット
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【歯牙移植】
メリット
デメリット
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【インプラント】
長年の研究と高度な技術のもとに開発された人工の歯根(インプラント)を植える治療法
メリット
デメリット
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この中で一番長持ちする治療はインプラントです、理由は
理由1
ブリッジはとなりの歯を削ることによって、歯の表面の硬くて丈夫なエナメル質が大きく失われるので、2次的な虫歯になりやすかったり、1本の歯にかかる負担が増加するので、平均耐用年数が8.5年というデーターが出ています。8年くらいでまた痛くなったり、噛めなくなって再治療する可能性が高いため、また神経を抜いた歯が折れたりして、昔抜いた歯と同じような状態となり、2本、3本とどんどん歯を失っていくリスクが高くなる治療法です。
理由2
義歯は、歯にバネをかけて噛めるように固定します。しかし1日に何回も取り外しをするので、その歯に負担がかかり少しずつグラグラしていくことがあります。誤った使用法やお手入れを続けるとまた歯を失う頻度が高くなります。
理由3
移植ができれば有効なケースもありますが、条件が難しく、一部の患者様にしか適応されない場合が多いです。
インプラント治療の魅力
- 違和感、異物感がない
- 審美的に良好で、自然な会話ができる
- 自分の歯に近い感覚で噛めるようになる
- 粘りのある食べ物や硬い食べ物を気にせず食べられる
- 取り外しを必要としない
- 歯のない部分に入れるため、健康な歯を削ることがない
- 残った自分の歯の健康につながる
治療期間の目安
インプラント埋入後、骨と結合するまで一般的には上顎で3ヶ月、下顎で2ヶ月かかります。
しかし、骨の状態によってはさらにかかることがあります。
一概に治療期間を断言することはできませんが、平均でいうなら3ヶ月~10ヶ月ほどになります。
※ 症例などにより個人差があります。
こんな場合は要注意
歯を抜いて1年以上放置している。
歯を抜いてそのままにしておくと、隣の歯が隙間を埋めるように倒れてきたりして噛み合わせが変化していく、歯を抜いた部分の歯茎の骨が痩せてくる、などインプラント治療が難しくなることがあるので、心配な方はCTを撮影したりして顎の骨や噛み合わせの状態を調べることができます。(当院ではCTは無料で撮影できます)
定期的に歯茎が腫れたり、噛んで痛い歯がある。
歯が折れたり、歯周病が進行して慢性的な炎症になっているかもしれません。放っておくと顎の骨がどんどん吸収されて少なくなり、インプラントだけでなく、ブリッジや義歯の治療も困難になります。
左右の歯で噛むことができず、片方の歯でばかり噛んでいる方は気をつけて下さい、負担がかかっているので何かトラブルがあって両方の歯で噛めなくなったら大変です。まだ片方で噛めている時に反対側も治しましょう。
人間のは噛み合わせには4つの支持域というものがあります。4つ足の椅子は安定します。3つ足でもなんとか安定します。しかし2つの足の椅子に座ることはできません。人間の噛み合わせもそれに似ていて、噛む場所が減っていくと、物が噛めなくなるだけで無く、
- 奥歯の噛み合わせが低くなり、気道が狭くなり、いびきや、無呼吸症候群のリスクが高まる。
- 噛み合わせが悪くなり、体のバランスが崩れ、顎関節症や偏頭痛、肩こり、腰痛などが出てくる。
- 噛む筋肉や、顎の骨が衰え、顔のバランスが悪くなったり、シワやたるみ、などが出やすくなる。
人生100年時代に突入しています、人間の寿命は伸びても、歯という自己修復不可能な硬組織の寿命は人生が50年と言われる時代からも変化していません。自分らしく、やりたいことができる健康的な寿命を延ばしていくために、歯は重要な役割をします、大事に大事にしていきましょう。
それでも不幸にして1本でも歯を失ってしまった場合は、そのままにしておいて状況がさらに悪くなる前に是非、歯科医院を受診してみて下さい。
インプラント治療は悩みも深く、色々とご不安な点も多いかと思いますが、当院も何かお役立ちの情報などを提供したりなど患者様にご協力できればと考えております。お一人で悩まず是非ご相談下さい。
インプラント治療の症例
症例1
インプラント治療前
インプラント治療後
院長からのコメント
60代男性で、前歯のブリッジの差し歯で噛むと痛い、歯茎が腫れる、ということを何度か繰り返して困っていると言うことで当院を受診されました。
診査したところ歯の根が折れており再度ブリッジにするのは予後が悪いため、抜歯してインプラント治療することになりました。
治療の説明 | 折れている前歯を2本抜歯して、2ヶ月後にその場所にインプラントを2本埋入する手術をおこないました。 なるべく審美的に歯茎が下がらないように骨造成をおこなったので手術時間は約1時間かかりました。 その3ヶ月後にインプラントを支台にポーセレンジルコニアブリッジを入れて、見た目と噛み合わせを修復しました。 |
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副作用・リスク | 定期検診に来て、インプラント部分の歯垢や歯石をとったり、噛み合わせが強く当たっていないかチエックが必要です、歯ぎしり、食いしばり傾向が強い方は、マウスピースを作成して寝ている間に着用をお願いす場合もあります。 |
治療期間 | 5ヶ月 |
費用 | インプラント:275,000円×2本=550,000円 ポーセレンジルコニア:154,000円×3本=462,000円 合計:1,012,000円 |
症例2
インプラント治療前
インプラント治療後
院長からのコメント
20代男性で、1年前くらいに被せていた歯が取れて放置していたら、左の鼻のあたりが重くなって偏頭痛を起こすようになったということで当院を受診されました。
診査したところ残っている歯の根から細菌が感染して上顎洞という鼻の奥の部分が炎症を起こしている可能性が考えられました。
放っておくと難治性の蓄膿症に発展する可能性があるので抜歯をしたところ、1ヶ月ほどで症状は改善しました。
ブリッジで両隣の歯を削りたくないと言うことで、インプラント治療することになりました。
治療の説明 | 抜歯して3ヶ月後にインプラントを埋入する手術をおこないました。 骨があまりなかったのでソケットリフトという方法で骨造成をおこないました、手術時間は約45分でした。その3ヶ月後にインプラントの上部に被せ物を入れて、見た目と噛み合わせを修復しました。 |
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副作用・リスク | ソケットリフトをして上顎洞を触っているのでインプラント手術後に鼻血が出ることがあります。 インプラントの初期固定のため1ヶ月くらいは鼻を強くかまないように安静が必要です。 |
治療期間 | 6ヶ月 |
費用 | インプラント:275,000円×1本=275,000円 ソケットリフト:27,500円 ジルコニアクラウン:137,500円×1本=137,500円 合計:440,000円 |
症例3
インプラント治療前
インプラント治療後
院長からのコメント
50代女性で、半年くらい前に左上の歯を抜いて咬みにくいので歯を入れたいということで、インプラント治療することになりました。
治療の説明 | インプラント1本埋入する手術をおこないました、手術時間は約40分でした。 3ヶ月後にインプラントの上部に被せ物を入れて、見た目と噛み合わせを修復しました。 |
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副作用・リスク | 定期検診に来て、インプラント部分の歯垢や歯石をとったり、噛み合わせが強く当たっていないかチエックをしていかないと、歯茎が腫れたたり、インプラントが動いてきたりするインプラント周囲炎になってしまう可能性があります。 |
治療期間 | 6ヶ月 |
費用 | インプラント:275,000円×1本=275,000円 ジルコニアクラウン 137,500円×1本=137,500円 合計:421,500円 |
症例4
インプラント治療前
インプラント治療後
院長からのコメント
60代男性で、下の部分義歯を数年前に作ったが、硬い物が噛めないのと違和感がなれなくて最近使っていない、左上の歯茎が腫れる、奥歯で物をしっかり噛んでたべれるようになりたい、ということで当院を受診されました。
治療の説明 | 下顎の左右臼歯部分には4本のインプラントを埋入することになりました。顎の骨の神経に近い部分があったので安全に手術するためにコンピューターシュミレーシ上で設計したインプラントガイドシステムを使用して手術しました。 また、左上は顎の骨が薄くこのままの状態ではインプラントに必要な骨の厚みが足りないため、サイナスリフトをして上顎洞という空間を挙上し、人工骨を補填してからインプラントを埋入しました。 下顎は3ヶ月後、上顎は6ヶ月後にンプラントを支台にジルコニアを入れて、見た目と噛み合わせを修復しました。 |
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副作用・リスク | サイナスリフトを行うと、一時的に鼻の調子が悪くなり、鼻水が出やすくなったり、偏頭痛が生じる場合があります。術後1ヶ月くらいは激しい運動や、強く鼻をかむことは避けてください。 |
治療期間 | 6ヶ月 |
費用 | インプラント:275,000円×5本=1,375,000円 ガイドシステム:55,000円 サイナスリフト:27,500円 ジルコニアクラウン:137,500円×5本=687,500円 |
症例5
インプラント治療前
インプラント治療後
院長からのコメント
40代男性で、7.8年前くらい前に左下の奥歯が破折したため抜歯して部分義歯を装着したが、外れやすくてすぐ使わなくなった。右でばっかり噛んでいるせいか、左右の顔の見た目のバランスが悪くなっている感じがしたり、偏頭痛や肩こりが強くなってきたため歯科を受診した。
治療の説明 | 左下奥歯にインプラントを2本埋入する手術をおこないました。手術時間は約60分でした。3ヶ月後に仮歯を入れて噛み合わせの調整をしました。左右の噛み合わせのバランスがほぼ均等になったのを患者さんに確認してもらってからインプラントの上部に被せ物を入れて、見た目と噛み合わせを修復しました。 |
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副作用・リスク | 歯がない状態を長い期間放置しておくと、噛み合わせが少しずつズレて、顎関節や体の体幹のバランスに悪影響を及ぼす可能性があります。このような感覚や症状は個人差があります、またその日の体調によって症状が出たり出なかったりします。 今回、左下の奥歯にインプラント治療をして、左右の噛み合わせのバランスが良くなって患者さんの症状は落ち着いていますが、調子が少し悪いと感じた時に使用するマウスピースを製作してお渡ししています。 |
治療期間 | 6ヶ月 |
費用 | インプラント:275,000円×2本=550,000円 ジルコニアクラウン:137,500円×2本=275,000円 合計:825,000円 |
料金表
インプラント基本料
埋入+手術代(一次、二次手術合わせて) ※パノラマ、CT撮影、骨造成を含む |
275,000円(税込) |
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補綴物の装着 | 臼歯(ジルコニア):154,000円(税込) 臼歯(ポーセレンジルコニア):174,000円(税込) 前歯(ポーセレンジルコニア):174,000円(税込) ※いずれもアバットメント含む |
オプション検査・手術費用(※必要な場合のみ)
インプラントガイドシステム (2本以上ないし難しい部位の手術時に使用) |
55,000円(税込) |
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ソケットリフト (上顎洞を挙上する手術、骨増成を含む) |
27,500円(税込) |
保証制度
当院のインプラントは保証期間がございます。
ただし当法人での定期的な検診を受けていただいた方が対象です。
定期的なメンテナンスを受けることで、インプラントは長持ちします。
※ この保証制度をご利用頂く際は、3ヶ月に1回の経過のチェックとメンテナンスのためにご来院頂くことが条件となります。
インプラントのよくある質問
- インプラント治療は、何歳くらいまでできるのですか?
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成長期が終わり顔面の骨格が出来上がる16〜18歳くらいから治療可能です。
また、当院では全身の状態を確認した上で70歳を過ぎた方でも治療対応している実績があります。
- インプラント手術は痛いですか、どれくらい時間がかかりますか?
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局所麻酔でもほとんど痛みなく治療できます、通常のインプラントを1本するのに30分、2本で40分、3本で50分くらいかかります。オプションで骨を足す骨造成や、ソケットリフトなどが加わって手術が複雑になると1時間を超える場合もありますが、万が一麻酔の効力が低下してきても、後から追加で局所麻酔を足すこともできるので痛みをコントロールすることができます。
- 痛みや腫れはどれくらい出ますか?
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通常のインプラント治療であれば、歯を抜いた時と同じくらいの痛みや腫れが出る場合があります。骨造成など特殊な治療が追加されると腫れが長引く場合はありますが、痛み止めや抗生剤を必ず処方していますので、寝れないくらい痛みが強く出ることはまずありません。
- インプラント手術した後は、日常生活はどう気をつけたら良いのですか?
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手術当日は、なるべく安静にしてよく休んで下さい。入浴(長湯しなければシャワー等は問題ありません)、飲酒も避けて下さい。また、治療部位の感染を防ぐため、出された薬をきちんと飲んで下さい。最初の1週間はインプラントが骨にくっつくのに大事な時期なのでその間は激しい運動は控えて下さい。
- タバコを吸うのですが、インプラント治療に影響しますか?
-
はい、影響します。タバコを吸うことで歯肉の血流が阻害されるなどの影響を受けます。だからと言ってインプラント治療が受けられない訳ではありませんが、できるだけ長くインプラントを使っていただくために定期メインテナンスは絶対に欠かせません。
- 歯を抜いてその日のうちにインプラントする(抜歯即時インプラント)はできますか?
-
はい。できるだけ骨を温存して審美的なインプラント治療をする前歯でこの方法で治療する場合が多いです。歯を抜いて何年も経過すると、元々あった歯槽骨(歯の周りの骨)が少なくなってしまい、インプラントしても左右の歯茎の位置が合わなることがあるので、できる場合は積極的におこなっています。
- インプラントはどれくらい持ちますか?
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インプラントは何か問題が起こらなければ半永久的にお口の中で機能します。しかし、そのためには定期検診を受けていくことが重要になります。
歯石や歯垢がついたまま放置していると、インプラントも歯槽膿漏になって、周りの骨がやせてしまってグラグラ動いてしまいます。
インプラントを何十年も長持ちさせるためには、毎日しっかりと歯磨きをし、必ず定期検診を受けて、歯ブラシでは取れない歯石や歯垢をとったり、噛み合わせのチエックをしましょう。
大切な時間と費用をかけて当院でインプラント治療を受けていただいたからには、それを良い状態でずーっと長く使っていただきたいと私は強く思います。
当院では多くの患者様が、定期的なメインテナンスを行なって自分の口腔内に関心を持っていただいております、そのためには歯科医師だけでなく、国家資格のある歯科衛生士の存在が欠かせません。
患者様の人生100年時代に備えて口腔の健康をサポートをお手伝いさせていただきます。